2012/08/25

STAGE28:斜里→標津


肝臓たまには休ませないとといつも呑んでしまうchipoです、こんばんは。
正直に言います。
太ってます。
やばいです。

本日は知床を精一杯楽しむ予定です。
クマと戦えたら戦います笑。
予備知識まったくなく知床なので何にも知りません。

まずはオシンコシンの滝から!

観光客がいっぱいでした笑。
世界遺産ですからしょうがないですね。
独り占めできたらなぁというところです。

道の駅で甘いものの補給!
どちらもおいしかったです。
しかし、食べたりません。


天気は最高です!
知床五湖というくらいなので、標高低いところにあるんだろうなーと思っていました。
道の駅を過ぎて登り始めて標高150m越えた頃にこれまた登るのかとがっくりきます。
登りきったくらいで鹿が3頭いました笑。
あまりにも近かったので写真撮る暇ありませんでした。
向こうもこちらに気付きましたが完全にスルーです。
大自然ですね!

羅臼方面と知床五湖、カムイワッカの滝までの分岐がやってきます。
ちなみにカムイワッカの滝は交通規制中でバスでしか行くことができない上に、18kmくらいダートです。
知床五湖までは自走で行けるので、とりあえずそこまで行ってみます。
ぎゅーんと下らされます。
この先にあるのかなーと見ていると、どう見ても先に坂が見えます。
しかも、丘とかではなく、がっつりと。
また登らされるのか!!と正直がっくり来ました。
しかもこれ越えた後また下るの?という絶望にも似た感情が・・・。
などと思ってたら登った先が知床五湖でした。
結構山の上にあったんですね。

ライハでパンフレットを見るまでは知らなかった知床五湖だったりするわけです。
8月になるヒグマの活動時期から外れるので五湖を全部トレッキングすることができます。
ただし、ヒグマの目撃情報などが入ると封鎖されるそうです。
僕がついた頃はまだ受付できていたので、休める間もなく申し込みをします。
インディ・ジョーンズに出てきそうなおじさんが「君はラッキーだね!」と言ってくれます。
何でも8月に入り25日にもなるのに5日しか全部散策できていないそうです。
それも一部のみ、だったようです。
ありがたみもよくわからないまま説明を受けます。
ヒグマ出没MAPやらヒグマに会ったらどうするかなどビデオを見ます。
ヒグマ怖いです。


なぜか先頭を歩かされます。
おいしそうだからだそうです。
そんなこと言われましても!笑。

歩いているとエゾリスがこそこそしてたり楽しかったです。
先頭は割と得しますね!

最初に現れるのは五湖。

とんぼがすごい量飛んでました!
赤いのがいたり青いのがいたり、色とりどりでした。
写真がないのは僕の写真の腕が残念だからです。

四湖です。
さざなみが立ってました。
風が止むのをちょっと待ってみましたが、だめでした笑。


脇にあった湖でぱしゃり。
夕方とか明け方とかいい空気が出てそうです。

隠れている動物が分かりますでしょうか?
カエルさんがいました笑。
飛び出してきて踏みそうになったとかなんとか。
楽しく散策しているように見えますが、実は結構ヒグマにびびったりしてます。
物音に敏感になります。
全然いませんでしたけど笑。


三湖、連山が全部見えることができます。
かなり壮観でした。
天気が良くなる日を待って連泊したかいがありました。

撮ったときはたいした感動はなくても、今見ると思い出し感動をします。
写真っていいですね。
実はこの日は200枚以上撮ってます。


二湖、ボブ・ロスの油絵に出てきそうな構図です。
「ね、簡単でしょ?」

ここでやっとトンボの撮影に成功。

倒木のうろから生えている植物と風景です。
このあと、エゾリスをまた見かけたので写真を撮ろうとがんばりますが、失敗に終わります。
すごいすばやいです!!
当たり前ですけど笑。


そして一湖。
これまた油絵にありそうな構図です。

遠くには常時閲覧が可能な高架が見えます。
これは電気柵で覆われているため、ヒグマを避ける効果があるそうです。
壊されたら意味ないので刺激しないに越したことはないでしょうけど!


一湖のそばにいた鹿です。
のんびりしてました。
写真撮影用の鹿にしてはちょっと遠かったですね笑。

高架を通って受付にたどり着きます。
ざっと2時間近くかかってました。
歩きすぎで休むついでに何か食べようと思ったらコレです。

僕が入ってからすぐ四湖周辺にヒグマが出たそうです。
おかげで散策は全面通行止め状態。
もう少しのんびりしていたらばったり出会っていたかもしれませんね笑。


休憩に鹿チーズバーガーをほおばります。
結構おいしかったです。
ここで日本一周チャリダーの方と遭遇。
ソーラーバッテリーでスマフォ充電してました。
晴れの日は結構いけるそうです。
日本一周は逆回りルートをとっているそうです。
この先また下って登るのがしんどいっすねと30分ほど話して別れます。

ほとんど標高0mから700m超えるくらいの峠を登ります。
途中鹿や狐と遭遇しました。
普通にいるのでお互いなんとも思わずスルーします。
狐はエキノコックスという肝臓の寄生虫を飼っているので触ってはいけません。
また野生動物にえさをあげてもいけません。
このような注意書きは知床各所で目立ちます。
きっと守っていない人がたくさんいるんだろうなと思います。


知床峠クリアしました。
言うほどきつくなかったです。
勾配きつくなければナンボでも!!
ちなみに頂上まであと少しというところで、網走・斜里で3泊同じだったライダーさんに追い抜かれます。
荷物さえなければ、荷物さえ・・・無理ですね笑。
それにしてもよく遭遇します。

羅臼に抜ける途中に熊の湯という無料温泉を見かけます。
うわさによるとすごい熱いらしいです。
薄めると常連さんに怒られるとか何とか。
もちろんスルーです!
猫舌だけではない、猫ボディですからね!
熱いの苦手です。

知床が晴れていると羅臼は天気悪いと聞いてはいましたが、その通りでした。
羅臼側は曇でかつ、寒かったです。
ひさしぶりに太平洋をおがむことになりました。
北海道の海は日本海、オホーツク海、太平洋と囲まれていますが、それぞれにおいが違う気がします。
日本海は昆布くさくて、オホーツク海は甘い、太平洋はしょっぱい感じです。
その時だけだったのかもしれませんけど笑。

さすがにお昼に知床五湖で大幅にタイムロスをしてしまっていたために距離は伸ばすことはできませんでした。
標津のキャンプ場を目指して走ります。
国後島を左手に見ながら進んでいましたが、あんなに近かったんですね。
領土問題、日本はもうちょっとなんとかならないのかなぁと最近はよく思います。

そして、あと4kmというところで旅2回目のパンク。
日が落ちそうな中急ピッチで作業を進めます。
日没前にぎりぎりキャンプ場へ到着しました。
途中、ライダー・チャリダー大募集の看板を見かけます。
これから先のいくらやサーモンの加工工場でした。
9月から11月くらいまで標津では仕事が大忙しになるそうです。
いくらやサーモンが大好物な僕にはたまらない街ですね。

キャンプ場では群馬から来たライダーさん(大学3年)とおしゃべりをしました。
お風呂も一緒にいただきました笑。
僕はご飯を食べていなかったので、観光案内所のお姉さんお勧めのコイツを食べに!

ほたて、いくら、サーモン漬け、鮭節のどんぶり1200円。
おいしかったです、毎日でも食べられます!!

テントに戻るとライダーさんはテントサイトに住んでいるおじさんに絡まれてました。
そういえば観光案内所のお姉さんが気をつけてくださいって言ってたことを思い出します。
ライダーさん、僕は助けにいけない、ごめん、と思いながらテントの中で作業します。

キャンプ場の水場近くにコンセントがあったので拝借しているとチャリダーさんが一人やってきました。
大阪から来られていた27歳チャリダーさんでした。
タップありますよーと共用している間お互いすることもないので2時間くらいおしゃべりしてました笑。
旅先でいろんな人とおしゃべりするのは楽しいですね!

冷え込んできたので、おやすみなさいということになりました。
テントにもぐってごそごそしていると、地震がやってきました。
震度4で結構長いこと揺れていたんですが、眠気には勝てず、寝ました笑。


さて、明日は根室を抜け納沙布岬を目指します。
ついに東端です。
霧の納沙布。宗谷岬がひどかっただけに、きっとダメなんだろうなと思います。
納沙布ダメだったら、襟裳は行きません。
あそこも霧で有名ですからね笑。


本日の走行距離:139.1km
本日の平均速度:22.2km/h
総合走行距離:3823.0km